家族に差し込んだ一筋の光

家族に福音を伝えることは時としてチャレンジになりえます。しかし、神様が時にかなって奇跡を起こしてくださる。私はそう信じています。

 神様を信じて救われる前の私の人生は毎日心に穴が空いたような虚しさでいっぱいでした。そんなある日、当時通っていた英会話カフェの先生達に彼らが通っている教会に連れて行ってもらうことになりました。

 教会のみんなはとても生命力に溢れていたのを覚えています。正直その時、「みんなすごく元気だな。この喜びと生命力は一体どこから来ているのだろう。」と不思議に思うと同時に、とても知りたいと思いました。

 その次の週だったでしょうか、英会話カフェの先生に、「神様は本当にいるのですか?」、「あなたの信じている神様について教えてくれませんか?」とたずねました。

 その時、イエス様が私達の罪を全て負って死んでくださったこと、神様がどれほど私を愛しているのかを知り、その場でイエス•キリストを信じる決意をしました。

 そして私は、先生とカフェを経営している家族の方々と共に主イエス•キリストを受け入れるお祈りをしました。イエス様を受け入れるのに必要なことはただそれだけでした。彼による救いは恵みによるもの(フリーギフト)なのです。そうしてその日に私はクリスチャンになりました。

 救われた時、一本の光がさしたようで、とてつもない平安に包まれ、これがずっと探し求めてたものだ!と感じたことを覚えています。

 その日家に帰って早速家族にクリスチャンになったことを知らせました。その時の家族の反応は「ふ〜ん」といった感じだったと思います。

 救われた後、色々な形で、特に教会のみんなを通してもイエス様の愛をもっと深く知り、本当にこのイエス様の愛を家族に伝えたい!伝えなければ!と思いました。

 また、イエス様に家族が救われるように祈りました。教会のみんなにも家族が救われるように祈ってもらいました。

 ことあるごとに、妹の桃子(ももこ)と千恵子(ちえこ)にイエス様のことを伝えました。イエス様は彼女達の罪を負って死んでくださるほどに愛していること、ありのままの彼女達を無条件に愛していることを伝え続けました。教会のみんなにも会ってほしくて、教会にも毎週誘いました。自分を飾らなくてもいいありのままの自分でいられる場所があるということを知ってほしかったですし、どうしてもこの神様の愛を知ってほしかったのです。

 しばらくはあまりチャーチへ行くことに乗り気ではなかった妹達でしたが、私が救われてから劇的に変わったのを見て思うことがあったのでしょう、ある日の日曜日「教会へ行ってみようかな」と言いました。

 それからさまざまな形で神様の溢れんばかりの愛を体験した2人は後に救われ、今現在は2人とも教会のワーシップミニストリーで奉仕をしています。

 私はといいますと、教会を通して知り合ったニュージーランド人のクリスチャンの方と結婚し、今はニュージーランドに在住しています。2人で日曜日は教会に通っています。

 神様は本当に今まで沢山の奇跡を見せてくださいました。そして今、私達姉妹は3人でお母さんにイエス様の愛を伝えている最中です。お母さんが救われる日はそう遠くはないことを私達は信じています。(本当に奇跡です!)

 そしてまた、私達のお父さん、おじいちゃん、おばあちゃんがイエス様の愛を知り、救われるように3人で祈っています。教会のみんなも祈ってくれています。

 みなさんも、是非ご自身のご家族が救われるように祈ってみてください。不可能と思われるような状況であったとしても、どうか諦めずに祈り続けてください。私の妹達も福音を聞いてすぐに救われたわけではありませんでした。彼女達は長い間、「神様自体存在しない」と固く信じていました。しかし、”神様はパーフェクトなタイミングで必ず私の家族を救ってくださる”と信じて祈り続けました。教会のみんなの祈りもとても励みとなりました。神様の存在を信じていなかった、全く信じられなかった妹達がイエス様の愛を知り、イエス様を主として受け入れたのは本当に奇跡です!

 私はこれまでに、神様が予想していない形でミラクルを行ってくださることを身をもって体験してきました。そして、神様がこれからも沢山の奇跡をみせてくださることを期待しています。

 どうかみなさん、ご家族のために祈り、全てを神様に委ねてみてください。

神にとって不可能なことは一つもありません。

(ルカ1:37)

◇タガロア綾子